うつろい

まるで統一感のない日常のエトセトラ。へっぽこ人生。

お月見泥棒

何だそれって。

 

そういえば中秋の名月の晩、山が燃えてるのかと。少し進んでみるとでっかい、くっきりとした満月が見えた。

お月見限定デザート食べたいなってメニューのタッチパネルをスライドしていたら、プリンに目を奪われてしまってね、お月見モンブランクレープみたいなの食べ損ねた。また来年。

 

次の週、職場で「お月見泥棒って知ってますか?」って聞かれた。何故かおじゃる丸月光仮面が思い出されたんだけど、違うよね。昔のテレビに出てたキャラクターかな?って世代確認の質問かと思いきや全然違った。

 

一部地方に残る風習で、子どもたちが各家庭にお菓子を貰いにくるイベントらしい。ハロウィン的な?でも仮装はしないらしい。

 

ハロウィンと違うのはお月見"泥棒"だから、家主と子どもが顔を合わせない点らしい。子どもたちの賑やかな声が聞こえて、家の中からこっそり「来た来た」って、どっちが泥棒なんだか。微笑ましい。玄関先にキャンプ用の椅子置いて、その上にお菓子の箱を乗せていたとのこと。

 

子どもたちは月の使者だから、お菓子がなくなる方が縁起がいいらしいとか何とか。調べてみるとこの風習は全国に点在していて、どこ地方特有のものってわけではないらしい。

 

次の引越し先はこの風習が残っているとされている地域だから少し楽しみ。集合住宅にはお月見泥棒来なそうだけど、いつか家を建てることがあったら思い出そう。