うつろい

まるで統一感のない日常のエトセトラ。へっぽこ人生。

【映画感想】キャプテン・マーベル


先日久しぶりに映画館へ足を運び観てきたレイトショー。実は公開当初から観る気はなかった。

予告編もぱっとしないし、コメディ要素もフューリーとにゃんこのシーンくらいしかなさそうじゃない?エージェント・オブ・シールドファンとしてはコールソン出演でちょっと惹かれてはいたけれども、4月26日公開のアベンジャーズ エンドゲームには観なくても支障はないはず。

という話を知人にしたら、「や、観といたほうがええで」と言われ、アベンジャーズ誘われたので素直に109シネマズへ行ってきた。結論から言うと、別に観なくてもアベンジャーズ観賞に支障なさそうだ。ネタバレサイトで十分。とはいえ観に来てよかったポイントをまとめておこう。

 

あらすじ

過去の記憶を失ったヒーロー、キャプテン・マーベル。彼女の記憶には、恐るべき戦いの引き金となる “秘密”が隠されていた。正体不明の敵に狙われた彼女が、最後につかむ“衝撃の真実”とは…?禁断の記憶をめぐるサスペンスフル・アクションが幕を開ける!

 

音楽がドンピシャ!

一番は音楽。デズリーの”You gotta be”流れた時は「おう、わかっとるやんけ」と脳内プロデューサーがログインし、エンドクレジットでHoleの”Celebrity Skin” のイントロ流れた瞬間は本編よりも目が覚めたね。ここで!最後にテンション上げてくるやつ!ずるい!!!まさか映画館の抜群音響環境でこの曲を聞けるとは。

他にもどこかで聞いたことあるような90~00年代チューンばかりだった。洋楽聞き始めたのがこのくらいの時期だったので懐かしい。ちなみにこの記事を書きながら聞いているのは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーAwesome Mix vol1&2。70~80年代のグルーヴィーな音楽と宇宙を舞台にしたハイテクSFのかけ合わせが最高にアツいアベンジャーズムービー。

 

主人公がチャーミング

主人公はキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァース。

使命感のある真っ直ぐな性格をしたクリー人。アベンジャーズ最強とも噂されるパワーを持つ。

 親友の家へ行って忘れていた記憶とハラでの記憶に戸惑う場面は忘れられない。夕方の曇り空と草原が繊細なキャロルを映していて印象的である。そこで親友が「あんたは強い!」って包み込んでくれるわけよ。泣きそうになったわ。この親友もまた素敵な女性で、こんなにあたたかくて、飛行機の操縦が上手い。敵を狙撃したシーンは興奮して声が出たよね!多分劇場にいた他の人も「フゥ!」って言ってた。

 演じるのはブリ―・ラーソン

『ルーム』の主演女優で、『エイミーエイミーエイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』にも出演。前者はツタヤで借りて妹と観たが、クライマックスで二人して拍手喝采、ハラハラドキドキの映画だった。後者はネトフリ観賞。エイミー・シューマーを好きになったきっかけの映画で、エズラ・ミラーも出演。正直ブリ―・ラーソンがどんな女優だったか覚えていない。

スタイル抜群で、なんといっても声が可愛い。強そうな見た目で超えは日本人受けしそうなモテ声。決してぶりっこなわけではない。

 

忘れちゃいけない、Thank you, Stan

オープニングでいつもはアベンジャーズヒーローがでてくるのに、スタン・リーのショットばかり。忘れていた……スタン・リーはもうこの世にいないんだった。

開始から胸がぎゅっとした。

お馴染みのカメオ出演シーンはというと、いつもよりがっつり画面に映っていた!主人公は彼の読んでいた本を手で下げて彼に微笑む。何も言わずに微笑むのがこれまたニヒルでしびれる!彼女に惚れそう!毎回忘れた頃にスタン・リーがひょっこり出てくるのよね。彼の最後のカメオ出演は今までより長く感じたけれど、もう観れないと思うと非常に悲しい。こればかりは、劇場の大画面で観ることができてよかった。

 

以上、キャプテン・マーベル感想。これで今週末公開のアベンジャーズ エンドゲームは準備万端!劇場は満員だろうけど、楽しみ!