うつろい

まるで統一感のない日常のエトセトラ。へっぽこ人生。

【海外ドラマ】フレンズを見終わった

 

シーズン10全話見終わったよ……

長い長いと思ってたけど終わってみるとぽっかり穴が空いたような喪失感。

 

”男女6人の日常系シットコム

一言で表すとそんな感じだ。詳しいあらすじはWikipediaを参照されたし。1994年から2004年までの10年間の放送。今から約20年前以上前なのに色褪せた気配が全くない。

見る前は、SATCみたいにちょっと古い価値観が蔓延しているようなアレでしょと思ってた(とかいいつつSATC映画1,2まで全部観るほど好き)。でもまあ、英語学習者必見の海外ドラマの筆頭だから見ないわけにはいかなかった。

携帯電話が登場してくるエピソードとかは時代を感じたけれど、考え方が、当時は前衛的だったり変わっているのが今では当たり前だったり普通にアリじゃんというのが多くて、見応えあった。

1話だけお試しで見ようと思ったのが気付けばシーズン10ファイナルエピソード!

 

ああ、ありがとうNetflix!!

これは私あるあるなんだが、世間で言われている名作をまず観ない。映画も海外ドラマも。

「ね、だから良いって言ったでしょ?」ってドヤられるのが鬱陶しいから。

で、なんかの拍子に観てみると、「なんでもっとごり押ししてくれなかったの??!!」となる。もう逆ギレに近い。

本当食わず嫌い。あんなに嫌ってたのに大好物になってしまうのよね。おすすめしてくれる人は同志として大切にしようと誓おう。すまん。

シーズン10まで観てこれたのは、毎回絶対笑えて、必ずハッピーエンドになるだろうなという予測が立っていたから。中にはハッピーエンドではなかったこともあったけど(例えばモニカと別れた後も何かと引き合いに出される元彼とか)、結果的には良かったのかも?ということにしている。

最近読んだ小説の後書きにあったのだけれど、

 我々は、概ね、タイトルや作者名、読み始めてしばらくの間に与えられたほんの少しの情報などから、登場人物の像やストーリーを先取りして作り上げてしまっている。その後の読書行為は、いわば先取りされたストーリーの確認作業であり、当初の予定から外れてくれば、その都度修正しながら、受け取る物語内容の精度を上げていく。

一般的に言えることだろうけど、本当にそう。どうなるかなどうなるかなってドキドキして観ながら、こうなるんだろうなという予想もつかなくない。華麗なるどんでん返しはないけれど、安心して観れるのよフレンズは。

だから、ちゃんと観るのをやめられる。夕飯食べながら一話ずつ、みたいなね。こういう一話完結はありがたい。一話完結の型を取りながら1シーズンを通して大きなストーリーが動くのも大好物だけど、続きが気になって観るのやめられなくなるのは肝心の英語学習という側面が削がれるので困る。24とか初期のSUITSとか!一度1シーズン観て、また最初から勉強する気力はもちろんない。

 
1エピソード20分

加えて1エピソード20分というのも全話見ることができた理由のひとつ。特に、英語学習者にとっては大きなポイントである。1時間近くだと長すぎて英語聞き取るのも、読むのも、調べるのも、しんどくなっちゃうんだよね。

「戻って英文確認」を繰り返すといつまで経ってもエピソードが見終わらないから結局途中で飽きるんだよね、自分が。

 

英語の勉強は、楽しく!無理せず続ける!

これがモットーなのでフレンズは本当に私にぴったりだった。

 

とにかく今は喪失感でいっぱい。

ジョーイの「How you doing?」が聞けないのも、ロスの「We were on a break!!!」も本当に寂しい。

この間H&MでフレンズのTシャツ見つけたけど、買えば良かったってくらい終わってしまったのが寂しい〜〜〜。普段映画グッズとか興味ないのにもかかわらず。あ、でも去年マーベル展でSTARK INDUSTRYのボールペン買ったわ。これは別で。

 

シーズンが進むにつれて、ホロリとする回増えていった気がする。それほど思い出が重なっていくのよ。だって10年分だもん、そりゃそうだよね。

 

ドラマを観ているという感覚がいつからか薄れてその世界の一員になった気分。こう感じれるのが自分にとっての良い映画やドラマである。あの6人みたいな関係の友達がいたら本当に宝物だろうな。一条ゆかりの漫画有閑倶楽部が好きな人は多分好きだと思う。あんなにリッチでスケールの大きい物語ではないけれど、主要人物同士の関係性は似ている。

 

ロケ地巡り
▼主人公たちが住むアパート

外観のみがドラマで使用されたみたい。

下のお店はレストラン「Little Owl」

グーグルマップに投稿された写真はどれも美味しそう!NY行く機会があったら絶対行きたい!

 

おまけ

▼中央公園咖啡館

6人がいつも集まっていたカフェはスタジオセットの為実在しないが、世界中にそのセットを似せたカフェを多数発見!

日本から一番近いのは台北にある「中央公園珈琲館」

中国語がわからなくてもセントラルパークと読めてしまうのありがたい。

英語フォントは同じだけれど、「Central Park」になっているのはやはり権利問題?